Ii

Ii 架空妄想FMゲーム日記 第1話

これまでのお話

第0話

1月6日(月曜日)

1月6日の午前8時、とても現実的ではない時間なのですが、飯井崚太郎が antlers の監督に就任することが正式に発表され、その新監督、つまり、わたしの元に 今泉佑唯 さんに似ている広報さんがニュースを転送してくれました。記事の内容を確認すると、ネガティブな内容かつ、年棒をバラされていましたが、カシマスタジアムで会見が予定されていることをこのニュースで初めて知ることが出来ました。ちなみに年棒はニュースで明かされている通り、2,620万円という1/9 カルロン ほどですが、自分は「優勝請負人との評価はなく」どころか、指導者として何の実績もないので文句は言えません。

再び受信トレイに戻り、今後のスケジュールを確認します。まだ1月5日ということで、昨シーズン天皇杯決勝まで戦ったクラブにとっては2019年シーズンが終わったばかりですが、1月28日にはACLチャンピオンズリーグのプレーオフが組まれています。現実世界ではありえないクソ日程ですが、ゲームの世界ではこんなめちゃくちゃな日程でも対応しなくてはいけません。というわけで翌日から早くもシーズンインです。ちなみにU-23日本代表チームがタイで開催されている AFC U-23選手権2020 に参戦しており、うちからはAyase、Sugioka、そしてIkumaが招集されています。同大会は決勝戦が1月31日ということで、日本が順調に勝ち上がった場合、代表招集中の3選手はACLプレーオフに出場できません。

メールのチェックが終わり、時刻は10時過ぎ。社長から話し合いがしたいと呼び出されていたので、クラブハウスに向かいました。今までの癖でサポーター用の駐車場に車を入れてしまいましたが、正面入り口の横に立っている しかお に挨拶し、クラブハウスの中に入ります。トイレ以外の用事であの廊下を歩く日が来るとは夢に思っておりませんでした。

Koizumi社長 との話し合いの内容は、新シーズンの目標と長期ビジョンと予算について。今季の目標については絶対にJリーグ優勝。ACLは、Jリーグほど重要ではないけど決勝進出を果たしてほしい、天皇杯は最低でもベスト4以上、リーグカップはどうでもいい、というルヴァン社とサポーターに怒られそうなものでした。新監督にとっては厳しい設定ですが、クラブの規模を考えたら当然のもの。そして長期ビジョンはとにかくJリーグ優勝し続けろという内容です。

続きまして、翌日から始まるプレシーズン期間のトレーニングメニューや負荷のかけ方についてアシスタントコーチのZagoとミーティングを行いました。怪我人が出るリスクはあるものの、プレシーズン期間は負担の高いトレーニングにしようと意見が一致。また、基本的な戦術についてはすごいZagoなサッカーをお勧めされたので、Zagoなサッカーをベースとしてものをプレシーズン期間で叩き込んでいきます。


ちなみに練習メニューは作り方がまったく分からないのでZagoに丸投げしちゃっております。定期的にトレーニングレポートも送ってもらいます。


さらにZagoと現有戦力の確認を行います。スタッフによって意見は違うのですが、ザーゴの頭の中では以下のような序列になっているようです。

また、ACLプレーオフの後には町田ゼルビア、水戸ホーリーホックとの練習試合が組まれていましたが、プレーオフ前に一度も対外試合が出来ないというのは不安すぎるので、宮崎キャンプの練習試合のお相手でお馴染みテゲバジャーロ宮崎さんに練習試合の申請を行いました。

最後に、 Randoさん 似のスタッフから罰金制度の見直しを提案されましたが、ちょっと良く分からないのでケースバイケースで決めることにして、すべての話し合いが終了しました。鹿嶋市内でブラジル料理を食べ、自宅に帰ります。帰宅後、再びパソコンを開くと、テゲバジャーロ宮崎から「練習試合の件、ぜひぜひ」みたいなメールが届いておりました。相手方の都合で1月13日という少し早めなスケジュールになってしまいましたが、自分の監督デビュー戦の対戦相手がテゲバジャーロ宮崎に決定しました。


1月7日(火)

監督就任2日目、カシマサッカースタジアムで記者会見が開催される日です。例年ですと、監督は新加入選手と共に記者会見に出席していましたが、今年は監督の自分のみ。単独記者会見です。気合を入れて朝食を食べ、まずは午前練習のためにクラブハウスへ向かいます。

初めての練習前に選手たちにご挨拶。「自分には誇れるキャリアはなにもないけど。。」なんてネガティブな挨拶をしていると、キャプテンのK.Misaoが「重要なのは監督がここで何をするかです」と嬉しいことを言ってくれました。

そんなこんなで初日の練習を終えて、選手たちのパフォーマンスに満足していると、強化部からSugokaにオファーが届いていることを教えられました。移籍してきたばかりの選手にオファーを出しやがったのは ブリスベン・ロアー 。条件を確認すると期限付き移籍でのオファーで、給料は100%あちらが負担、レギュラー選手として考えてるよ、とのことでした。新加入選手ですしオファーを受けるつもりはまったくなかったですが、一応、代表活動中のSugiokaに「オファー来てるよー」と電話で伝えると、全然移籍に興味を持っていなかったのですぐさまブリスベン・ロアーにお断りの連絡を入れました。

さて、大事な戦力を守ったところで記者会見が行われるカシマサッカースタジアムに移動します。その車中、記者会見に出席するメディア、そして質問されそうな話題がまとめられた資料を広報さんに頂き、ちゃんと予習をしたうえで記者会見の始まりです。

あなたは今日、Antlersの監督としてこの場にいらっしゃいます。このクラブの大ファンであることから、夢が叶ったと言えるのでは?
Ryotaro Ii
笑顔が止まらない。 この瞬間を夢みていた。
Antlersの監督に就任して最初の感想は?
Ryotaro Ii
とても興奮している。素晴らしいクラブであり、仕事に取りかかるのが待ち切れない。
このクラブを前進させるのにサポーターはどんな役割を果たすと考えていますか?
Ryotaro Ii
サポーターは大きな役割を果たしてくれるだろう。彼はここへ大挙してやってくる。どんな天候でも国中をついてくる。我々は彼らを必要とするだろう。

こんな感じで多くのメディアから質問に答え、記者会見は終了。その後、広報から会見の内容が既にネットニュースになっていると教えられ、スマートフォンで確認すると様々な記事が出ていました。どれも私が答えたことが記事になっていますが、メディアとの関係が悪くなるとニュースの内容やタイトルが攻撃的になりますよ、と広報に注意されました。

1月8日~1月10日
絶賛トレーニング中。練習にはユースチームからも複数の選手に参加してもらっています。ちなみにユースチームの監督である K.Nakamuraさん には「出来るだけトップチームと同じシステム、戦術で戦ってくれ。でも勝利が最優先で」と伝えております。また、ユースチームの情報は Mitsuoさん に随時報告してもらっております。



1月11日(土)
クラブハウスに出社すると、 C.R.O に似ている個人アシスタントが待ち構えており、AFCからアジアチャンピオンズリーグに出場する30人を登録しろという通達があったことを教えてくれました。現在、クラブにはブラジル国籍の選手が3人、韓国国籍が1人なので外国籍の枠は問題なく助っ人全員登録できました。ただ、人数の問題でYamadaさんだけメンバー外になってしまっております。ちなみに今回の登録はプレーオフの1試合のみ適用されるとのことらしいです。

更にちなみに補強も水面下で動き出しました。ACLはともかく、Jリーグでは外国籍枠が余っているので、ブラジル人選手のリストアップをスカウティングチームに依頼しています。どっからどう考えてもセンターバックの層が薄いのですが、レンタル中のBuenoを手放す気はまったくないので、来年以降のバランスを考えてセンターバックではなくパスを散らせるタイプのボランチが狙いです。LeoはJリーグかACL、どちらかのコンペディションに集中させることができるし、Alanoは完全に前線の選手でしたし。他のチームがすごい動き出しているので少し焦ってます。

1月13日(月) 練習試合vsテゲバジャーロ宮崎

練習試合とはいえ、監督キャリアの記念すべき初陣です。多くのメンバーを起用する予定ですが、スタメンにはスン、りくとん、わん、まっち、ガトー、レオナ、ミサ、ラーノ、シィラ、ショマ、エヴェッちゃんとバリバリの主力組。新卒組は新人研修に行っている設定なのでソメ、ラーキ、マツ、ヤマはメンバー外です。舞台はいつもの宮崎県総合運動公園陸上競技場。試合前には「これは親善試合だが、やはり勝利を期待している」と激励しましたが、ロッカールームは「良い雰囲気が突然消え、大半の選手はあなたの話にまったく興味がない」となりました。

さて、試合の行方ですが、23分にエヴェが来日初ゴールとなる先制点を決め、新加入の助っ人にサポーターが最高にワクワクできるスタートを切るも、その直後に失点を喫し、新監督に不安と不満が募る展開。前半終了間際にはシラのゴールで勝ち越しに成功も、後半はなかなか追加点が奪えず。選手ごとに指示を送ったり、テクニカルエリアから「集中しろ」と叫んだりしているうちにタイムアップとなりました。



1月14日〜24日

テゲバジャーロ宮崎戦で1点差の勝利ってACLプレーオフ負けフラグじゃない?ってことで翌日からのトレーニングにより力を入れることにしたのですが、宮崎との練習試合でMachidaが全治1ヵ月の負傷。ACLプレーオフは欠場が決定です。Ikuma、Sugiokaが代表に拘束されているのでセンターバックがよりピンチに。Buenoのレンタル先であるアトレティコミネイロさんとの契約書には「いつでも呼び戻せる」という条項があったので、その気になればいますぐにでもBuenoを呼び戻せるのですが、本人の気持ちを考えるとなかなか。

そんな中、ブラジルの代理人からセンターバックの選手の売り込みがありました。資料を確認するとゴイアスに所属している29歳で、「ファビオサンチェス」という凄く親近感が沸く名前です。移籍リストにも載っており、4000万ほどで獲得可能みたいなので、スカウトに詳しいレポートの作成をお願いします。


また、ACLの予選2回戦が開催され、プレーオフの対戦相手が香港の和富大埔に決まりました。数年前まで イゴール が所属していたクラブです。試合会場は例年通りカシマです。その直後、中国のクラブから練習試合の依頼が届きましたが、詳細を確認するとプレーオフの3日後に中国で開催という嫌がらせでした。即お断りします。でも確かにプレーオフに出ない選手用に練習試合組みたいな、なんて思って筑波大学さんに声をかけたら快くオッケーを頂き、プレーオフの3日後に筑波大学さんとの練習試合がセッティングされました。


あとは1月14日~24日の間にサッカー界で起きた出来事を振り返ると、U-19日本代表の指揮官に名波さんが就任。10月にはAFC U-19選手権が開催される予定であり、名波さんならうちの選手もいっぱい招集してくれることでしょう。

また、アジア大会に参戦中のU-23代表チームは順調に準々決勝まで進出済み。AyaseとSugiokaはレギュラーとして活躍しており、Sekigawaも何試合か出場しています。やるじゃん森保なんて思っていましたが、ふとスタッフを確認したらまさかの森保退任済みでまさかの剛さん就任でした。ちなみにAyaseは5試合でノーゴールという。


そしてプレーオフ2日前、フロントからShogoを期限付き移籍に出すことを勧められました。確かに左サイドバックは人材過多。昨季のJ1アシスト王と世代別代表選手を獲得し、経験豊富すぎるベテランもいるので、フロントに言われるがまま他のクラブに「レンタル移籍でShogoの獲得なんて考えてない?お金はこっちも負担するけどレギュラーとして使ってね」と国内クラブに声を掛けると、J3リーグのクラブから関東リーグのクラブまで幅広くオファーが届きました。Shogoと同じポジションの 隆雅さん が所属している栃木シティさんからも「スター選手」としてオファーが届いて複雑です。まあ、Jリーグでプレーしてほしいので沼津、熊本、八戸との交渉に入ります。ちなみに代理人曰く、本人は熊本希望らしいです。

1月28日(火) ACLプレーオフ vs和富大埔

いよいよ公式戦、初陣。カシマサッカースタジアムでの監督デビューです。ACLのプレーオフ、オッズはうちの勝利が1.10という勝利が確実視されている状況です。スターティングメンバ―はこれまでのトレーニングや練習試合のパフォーマンスを考慮し、Suntae、Hirose、Nara、Inu、Nagato、K.Misao、Leo、Alano、Doi、Izumi、Everaldoをチョイス。ベンチにはSoga、Yamamoto、Nagaki、Endo、Araki、Shirasaki、S.Itoの7人です。ウォーミングアップを終え、いざ試合へ。ロッカールームからピッチに向かう途中、記者に捕まり、「特別な日だ。この素晴らしい仕事が始まるのが待ち切れない」とコメントしました。


ACL出場決定!試合序盤はちょっと押し込まれるも、Alanoのゴールで先制点を奪うと、後半にはDoiのラストパスからラウド弾で2-0の勝利!助っ人の二発!無事にACL参戦のチケットを手に入れたので、帰りのバスの車内でウキウキでSNSを開いてみたら、褒められてるのはAlanoだけでした。なんならクズって言われてました。

悲しいので本日は寝ることにしました。おやすみなさい。