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有識者が選んでない!タイトル数のみのJリーグ歴代ベストイレブンは?

有識者が選んでない!タイトル数のみのJリーグ歴代ベストイレブンは?

Jリーグ中断期間中、多くのメディアや解説者がJリーグ創設以来のベストイレブンを発表していたが、その多くは到底納得できないものばかり。そこで、今回は選手がそのキャリアで獲得してきたタイトル数でベストイレブンを組んでみようと思う。また、ここでいう「タイトル」とはJ1リーグ、リーグカップ、天皇杯とアジアチャンピンズリーグのみとする。

まず、ゴール―キーパーは鹿島アントラーズの曽ヶ端準だ。1997年にトップチームに昇格を果たしたアカデミー出身のゴール―キーパーはこれまでにJリーグ最多タイとなる17回の優勝を経験。2001年からポジションを獲得し、3連覇など偉大な功績に大きく貢献した。

センターバックは鹿島アントラーズの秋田豊と鹿島アントラーズの中田浩二の名前が並ぶ。Jリーグが創設された1993年から2003年まで鹿島のセンターバック、すごくたまに右サイドバックを務めた秋田は10年間で9つのタイトルを獲得。ジュビロ磐田との2強時代は常に激闘の中心にいた選手だった。対する中田浩二は中盤が本職の選手だが、センターバックや左サイドバックなどもこなせるユーティリティプレーヤーであり、今回は人数の関係でセンターバックでの選出となった。海外で過ごした時間も長く同期の曽ヶ端準などは下回るが、11個のタイトルを獲得した。

右サイドバックは鹿島アントラーズの名良橋晃。1997年に平塚から鹿島に加入した名良橋は2006年までの在籍で9つのタイトルを獲得しており、2000年のチャンピオンシップでは貴重なゴールも記録した。左サイドも鹿島アントラーズで活躍した相馬直樹だ。現在はその鹿島でコーチを務める相馬も9シーズン在籍して8つのタイトルを手に入れた。

ボランチにも鹿島アントラーズで三連覇を果たしたコンビが入る。一人目は曽ヶ端準と並んでJリーグ最多となるタイトルを獲得してきた小笠原満男だ。鹿島の象徴である小笠原は2000年度の天皇杯決勝、2001年のチャンピオンシップ、2002年のヤマザキナビスコカップ決勝など大舞台で決勝点を記録。2008年からはキャプテンを務めて3連覇を達成している。その相方を務めていた青木剛も鹿島で多くのタイトルを獲得。2016年はシーズン途中に鹿島を去った為、同シーズンのJリーグ、天皇杯のタイトルはカウントされないが、J1リーグ4回、リーグカップ4回、天皇杯2回を制して計10個のタイトルホルダーである。

2列目には鹿島アントラーズの10番を背負った2人、まずは本山雅志だ。曽ヶ端準、小笠原満男、中田浩二と共に1997年に鹿島アントラーズに加入した本山は2015年まで鹿島でプレーし、獲得したタイトルは14を数える。2007年のリーグ最終節では貴重な追加点を挙げて劇的な逆転優勝に貢献。10番が与えられた2002年から2006年までのタイトル獲得数は1つに留まったが、2007年にはシーズン全試合に出場して10冠制覇を果たし、クラブを新たな黄金期に導いた。もう1人はビスマルク。鹿島アントラーズの在籍期間は5年と短いが、1993年から4年間在籍したヴェルディ川崎でも多くのタイトルを得て、鹿島へと移籍。外国籍選手では最多となる13個のタイトルを有している。

最後にストライカーの選出だが、鹿島アントラーズの柳沢敦は海外でのプレー期間も長いがJリーグでも11個のタイトルを所持している。1996年、鹿島がクラブ史上初のタイトルを獲得した年にデビューを果たした柳沢は主力選手として多くのタイトル獲得に貢献し、2007年にはキャプテンとしてクラブと同じく10冠を達成。その一か月後、鹿島でのラストマッチとなった天皇杯決勝でも勝利を決定付けるゴールを演出してみせた。

その相方は鹿島アントラーズのアカデミー出身、野沢拓也だ。今回のベストイレブンでは4-4-2を採用しているので、2TOPの一角としてのプレー経験もある点を考慮して選んだ野沢拓也だが、2007年から小笠原満男の8番を引き継ぎ、中心選手として三連覇を達成。2007年の第33節浦和レッズ戦、2008年の最終節コンサドーレ札幌戦、2009年の32節京都サンガ戦、33節ガンバ大阪戦などシーズン終盤の重要な試合で印象的なゴールを決めている。

以上、11名がタイトル数で決めたベストイレブンになる。ベンチの7人を考えると、11個のタイトルを所持しながら同じポジションの本山雅志やビスマルクには及ばなかった鹿島アントラーズの遠藤康や、9個のタイトル獲得に貢献している本田泰人や長谷川祥之が入るだろう。この2人は鹿島アントラーズの第一次黄金期のメンバーだ。

ゴールキーパーは鹿島アントラーズの川俣慎一郎が8個のタイトルを保持。他では横浜フリューゲルスやガンバ大阪などに在籍して10個のタイトルを獲得した遠藤保仁、浦和レッズでは3個のタイトルに留まりながら鹿島アントラーズ在籍時に7個のタイトルを獲得している興梠慎三、2014年の三冠制覇など9個のタイトルを保持しているガンバ大阪がベンチ入りとなるだろう。